稀勢の里の断髪式

 昨日、稀勢の里の断髪式が行われた。稀勢の里はもし怪我をしていなかったら、現在最強の横綱だったと思う。それだけに日馬富士との一番で左胸の筋肉断絶と言う大怪我をしたのが残念でならない。

 稀勢の里の相撲で記憶に残っているのは、朝青龍を立ち合い一発で吹っ飛ばした一番と、白鵬の連勝を二度も潰した二番で、稀勢の里の強さを見せつけた相撲だった。

 稀勢の里を始めとして、栃ノ心貴景勝など、昇進した最初の場所で大怪我をする力士が目立つ、筋肉の柔軟性が失われているのだろうか。稽古の方法などを見直す必要が有るように思う。遠藤のように、三日稽古したら一日休むと言うやり方も検討する価値が有りそうだ。

日本代表が世界ランキング2位のアイルランドを19-12で降す

 本当に驚いた。世界二位のアイルランドには歯が立たないだろうと思っていたが、何と19-12で逆転勝利。4年前の世紀の番狂わせの再現と言ったら間違いだろうか。選手達は勝つと言って居たが、戦う前から負けると言って居ては試合にならないので、選手達がそう言うのは当然だが、まさかそれが本当になるとは夢にも考えなかった。

 今日の勝利は4年前に比べて日本は一段とレベルを上げたことの証明に違い無い。今後の健闘を期待しよう。

貴景勝との優勝決定戦を制し御嶽海が優勝

 御嶽海が立ち合いで勝り、貴景勝を降して二度目の優勝。今日の御嶽海は本割でも遠藤を圧倒する素晴らしい相撲だった。この結果珍妙な事態が生じた。決定戦に敗れた貴景勝は来場所は大関、勝った御嶽海は関脇のまま。

 所で貴景勝は決定戦で胸を傷めたらしいとTVで報じていたが、気になる。稀勢の里の二の舞にならぬよう祈る。それにしても力士の負傷が多い。稽古の方法に問題はないか。しっかりと検討して欲しい。

貴景勝大関復帰確定

 貴景勝は妙義龍を突き落として10勝を挙げ、見事に大関復帰を決めた。鋭い立ち合いで妙義龍の突っ込みを止めると、妙義龍の上体がやや浮いた。次の瞬間貴景勝は左腕で相手の右肩の下あたりを突くと妙義龍は貴景勝の右側にばったり手を着いてしまった。貴景勝のこの突き落としは強烈で、白鵬を四つん這いにしたこともある。

 今日の勝ちで10勝となり、来場所の大関復帰が決まった。おめでとう。これで先場所大関の地位に拘って無理に出場するより、関脇に落ちても治療を優先したことが正解だったことを証明した。この勢いで優勝も勝ち取って欲しい。可能性は十分にある。

貴景勝がトップに立つ

 秋場所貴景勝明生と共に9勝2敗でトップに立った。もう大関復帰は間違い無いだろうし、2度目の優勝も色濃くなって来た。隠岐の海は8連勝の後3連敗。完全に勢いを失い、化けるかとの期待も夢はと消えた。御嶽海は時々つまらぬ負け方をする。何故? 朝乃山は3敗目を喫したが、地力が付いてきたので将来が楽しみ。炎鵬は小さい体で良く頑張っている。遠藤は脚が良くなって来たのか、簡単には負けなくなってきた。脚が直れば楽しみな力士に間違いない。頑張れ。

今場所は関脇・小結が全員好調

 今場所は関脇とこ結びが全員好調。昔から関脇が強とい場所は面白いと言われているが、今場所はまさにそれに該当する。関脇だけでなく、小結も白星を重ね。おまけに平幕上位にも白星を重ねている者が居るのでますます面白い。その煽りで横綱大関陣が心許ないが、止むを得まい。今場所は老兵は消えて貰い、生きの良い若手に切り替わる場所なのだろう。新陳代謝は常に起きなければならぬ。

     

隠岐の海は大化けしたのか、貴景勝は気が強い、横綱は二人共引退せよ

 今場所一番の驚きは隠岐の海の化け様だ。その素質を期待されながら毎場所期待外れの連続。こいつはもう駄目だとそっぽを向かれたと思ったら、今場所は人が変わったような相撲振りで何と八連勝。中日で勝ち越しを決めてしまった。この調子なら全勝優勝も夢では無い。問題は単に調子に乗っているだけなのか、今の相撲振りが身に付いたもので、来場所以降も続くものなのかで、今後の実績を見なければ分からない。本物であることを期待したい。

 貴景勝は5連勝の後2連敗したので、相撲が崩れた加戸心配したが、今日は見事な立ち合いで御嶽海を一気に押し出した。御嶽海が稍立ち遅れたとは言え、連敗に崩れず自分の相撲を取り切ったのはお見事。気の強さも立証した。この調子なら10勝以上を挙げ、大関に戻るだろう。

 鶴竜が今日から休場。白鵬共々引退すべきだろう。もう横綱失格と言われても仕方ない。横綱相撲が取れぬからには、身を退くのが横綱の見識と言うもの。モンゴル出身の淀綱に終わりを全うした者が居ない。横綱の品格や、横綱とは何かを彼らは判っているのだろうか。判っていたらプロレスまがいの技を出すことはないだろう。と言うことは彼らに横綱の地位を汚さぬことを望んでも無理かも知れない。双葉山に一喝して欲しいのだが。