今年は石手川ダムの貯水率100%が続く

今年は雨が多く、石手川ダムの貯水量が減らない。平成6年の松山大渇水の年は、7月に入ると直ぐに50%を割り、8月26日には0%となってしまった。
松山は地形の関係で雨が少なく、常に水不足を心配しなければならなかった。それが去年も貯水量は6月20日の73.8%が最低で、水不足の心配は無かった。今年は6月21・22日の93.6%が最低で、殆どの日が満杯。水の心配をしなくて良いのは有り難いが、完全に異常気象と言うべきであろう。この数日も台風の影響で各地で猛烈な雨が降り、土砂崩れや洪水が心配されている。その降り方を見ると、都市の下水の排水能力を3倍くらいに増大させないといけないように思う。松山は雨が少ない所なので排水能力を30mm/hと小さく設計されていると聞いているが、昨今の降り方では5倍くらいに増強しないとダメではないか。