日立、社内業務でパソコン利用全廃・専用端末で情報漏えい防止

機密情報の流出防止が企業共通の課題に浮上するなか、日立製作所グループは社員が業務で利用するパソコン約30万台を全廃し、情報漏えい防止型のネットワーク端末に切り替えるとの報道が流れた。企業への罰則を含めた個人情報保護法の全面施行を4月に控え、その対策という。
確かにインテリジェント端末を無くし、内部に情報を一切保存できない昔のような端末機にすれば、内部からの情報漏洩は防げるだろう。しかし、外部からサーバーに侵入するのを防止する手段とはなり得ない。今一つ、業務の連携はやりにくくなるのではないか。
同種の措置が広まると、MicroSoft社のOS独占に風穴が開くかも知れない。MS社の牙城崩壊の可能性に注目する必要がある。