郵便局のスタンプが『しゃちはた』に

郵便局に行ったら局長が「明治以来のスタンプがやっと『しゃちはた』に変わりました」と言う。『シャチハタ』にしたことでスタンプを押す労力が半分になった。だが、スタンプを変えるだけのために法律やスタンプの規格など多くの変更が必要だったらしい。この事実は郵政を国の業務として維持するだけでも大変な無駄が生じていることを示している。この一事を考えても郵政民営化は急務である。
随分昔のことだが、畏友K君が電報の改革法の案作成を委託されたことがある。彼の案が採用されたのかどうかは知らないが、その後電報は面目を一新し、実績も急速に改善されたが、採算ラインの直ぐ下で横ばいとなたまま遂に黒字転換はならなかった。それについてK君は「絶対黒字にならないようにしている。こんなことをするから役所は駄目なんだ」とぼやいていた。民間では有り得ないこと。民間でやれることは役所は手も口も出すべきではない。