耐震強度偽装・ライブドア・危険部位混入事件の共通点

この3つの事件に共通するのは、チェック機能が全然働いていないことである。前二者はチェック機能がお座なりの格好付けに終わり、魂が入っていないのが原因。要するに関係者が宮仕え根性しかなく、使命感の欠如と言われたも仕方ない。3つ目の事件は日米両国間の約束を無視したか無知であったのが原因であるが、その根底には矢張り関係者の使命感欠如と言う問題があったと言うべきだろう。昨日の国会質問でチェック機能が働いていない点に言及した者はいない。あらゆる部門に未だにはびこる宮仕え根性を駆逐し、使命感に基づく職務の遂行を確立しないと、もっと大きな事件を引き起こす。
堀江社長はもともと好きではなく、かって批判したこともあったが、今回の騒動で彼一人を悪者にするのは片手落ちである。これらの事件を未然に防止するのは難しかったとしても、傷が小さいうちに検出できなかったチェック機関の責任を追及し、再発防止を図ることが肝要だ。その方向に進むかどうか、注視しよう。