安倍と小泉の違い

小泉さんは郵政改革一本に絞り、一点突破を図った。安倍さんは内政面では公務員制度改革社保庁改革、教育基本法改正、防衛庁の省昇格法、憲法改正の手続き法である国民投票法などを成立させ、外交面でも各国との関係改善を進め、更に次官会議をぶっとばすなど、功績は大きいが、間口を広げ過ぎた感がある。小泉さんは目標を一点に集中したことにより、精力を分散させず、当面の敵を限定したのに対し、安倍さんは前面戦争を仕掛けてしまったため、官僚・自治労既得権益精力とそれらに繋がるマスゴミ反日精力や野党全部の反撃を食らってしまった。当面の敵を限定することに失敗したこと、これが敗因ではなかったか。
何事も使える資源は有限である。資源を戦力と置き換えても良い。有限の戦力で全面戦争を仕掛けては、勝利は覚束ない。小泉さんのように一点集中、各個撃破を図るべきだったであろう。だが安倍さんは今まで誰もやれなかったことを幾つも成し遂げた。言うなら安倍さんは改革のための大きな穴を開けて爆死したようなもの。後継者は安倍さんが自分を犠牲にして開けた突破口を更に拡大し、改革をやり遂げて欲しい。その際に改革を後退せせない限り、優先順位を設けるのは構わない。更なる前進を願うのみ。