ミャンマーのデモの真実

ミャンマーで軍事政権に反対するデモを取材中に、長井健司さんが死亡するという痛ましいニュース。神浦元彰氏の解説にもあるように、流れ弾が当ったとは考え難い。今回のデモは、最近になって急に起きたのではなく、5月に遡ると言う。2〜3日前に解説(何だったか忘れた)を読むまで知らなかった。この間の経緯は『追い詰められてきたミャンマー軍事政権』に詳しい。我が国のマスコミは今度のデモが起きるまで、何も報道しなかったのは何故? そして裏に中国が居て、軍事政権と結んでいることも報道しない。そこが問題である。ミャンマーの国民性は非常に温和である。国民の90%を占める仏教徒は墓を作らないのに、日本人墓地を大切にして呉れる。そのミャンマーが中国などの思惑で、混乱が拡大することのないよう、またガイドしてくれたあの女性の無事を祈りつつ、事態を見守りたい。