野田聖子の阿呆な発言

こんにゃく入りゼリーの規制を議論した10日の自民党消費者問題調査会は、さながらゼリー糾弾の場となり、議員立法による新法の国会提出を目指す方針が確認されたらしい(ココ)。だが、こんにゃく入りゼリーはだめで、モチは規制しなくてもいいとする根拠は無いだろう。この点に対して、野田聖子消費者行政担当相は10日の会見で「モチは喉に詰まるものだという常識を多くの人が共有している」と強調したそうだが、こんな言い分は全然論理が通らない。バンを喉に詰まらせる人が多いそうだが、パンが喉に詰まるのは常識ではあるまい。それならパンを規制しなければ筋が通らない。観点を間違うからこんな馬鹿げた発言が出るのだ。「安全は提供者の仕事、安心は利用者の仕事。」この言葉がこんにゃくゼリー事件を考える上での正しい立脚点であろう。
【参照】『こんにゃく入ゼリー窒息死事件に思う』とこれに対するコメント