無節操・無定見の民主党

小沢一郎前代表は国連至上主義とでも言うべき発言を繰り返していた。例えば国連決議があるからアフガンには自衛隊を出しても良いが、イラクは駄目と言っていた。ところが先日の北朝鮮に抗議する国会決議の民主党原案では、北の核実験が国連決議違反であることを明記していなかったと言う(ココ)。
国連決議の有無に基礎を置いた論議は、民主党の考えでなく、単なる小沢一郎独りの考えだったのか。党首が党全体の考えを纏めることなく、独断専行するのが民主党なのか。今度は鳩山由紀夫は国連決議など友愛精神に反すると無視することに決めたのだろうか。あの国会決議案を作成したのは誰なのか。鳩山も小沢も岡田も知らぬ間に作られたのか。それとも民主党は全員健忘症で、かって党首が国連決議を前面に打ち出していたことなど、すっかり忘れてしまったのか。国連決議は無視すると方針転換したのか。
いずれにしても、民主党には定見なく、解散だ選挙だと馬鹿の一つ覚えを唱えるだけの能無しとしか見えない。