危機感の無い鳩山首相

鳩山首相には危機感など全然無いらしい。事態は切迫しているのに、年内決着をと言う話が来ていることは承知しているが、と丸で他人事のような話振り。COP15オバマ大統領と会談したいと言っているが、アメリカは年内決着を見送ると言う話なら合う意味はないと拒絶の構え。作業部会は停止され、同盟協議は延期と通告して来たが、合意しても履行しないのなら、協議する意味は無いと考えるのは当たり前。

平野官房長官は現行計画が在沖縄海兵隊のグアム移転と一体の構想とされていることについて、「一つでないとダメなのか、切り分けてできるのか、いろいろな角度で協議をしないと。一つが駄目だったら全部アウトということになるのか」と述べたと言うが、これも寝ぼけた話で、感覚がずれている。自分の方は履行しないが、そちらはちゃんとやれとの言い分が通る筈はない。合意は双務契約であろう。自分の方は合意を破棄しながら相手には履行を求めるのは身勝手と言うもの。

首相も官房長官も完全なピンボケ。自己中心かつ常識が無さ過ぎる。岡田外相と北沢防衛相が可哀そうだ。このままでは普天間飛行場の移設は白紙に戻ってしまうだろう。,