鳩山首相どうする?

米政府は、訪米している国民新党下地幹郎政調会長との会談で、国務省のキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)やメア日本部長らが、普天間飛行場移設問題に関し、日本政府に今月18日までの決断を要請すると共に、辺野古沿岸部への移設に同意した場合、沖縄県内の海兵隊訓練の一部をキャンプ富士(静岡県)に移して沖縄の負担軽減を図る方針を示す一方、現行合意が認められない場合は在沖縄海兵隊のグアム移転事業費を、策定中の2011会計年度予算案に計上しないことを決めたと伝えた(ココ)。
また、鳩山由紀夫首相の外交政策顧問とされる寺島実郎多摩大学学長が12月はじめに「オバマ米政権の鳩山首相への誤解を解く」という趣旨でワシントンを訪れたが、オバマ政権側は寺島氏との接触を一切拒否、鳩山政権への厳しい姿勢をみせていたことが明らかにされた(ココ)。
米政府は鳩山政権を見限った。さあどうする。18日までにどう決断しても、或いは18日までに回答することを拒否しても、強烈な反発は免れない。この状況は首相自身が招いたもの。総てが満足する道を探ると称して何ら決断せずに八方美人を続けた結果である。早くも命運尽きた感じ。