中国は陛下の健康配慮ならと会見見送りを了承

中国は特例会見をゴリ押ししていないと言っているわけで、ゴリ押ししたのは小沢幹事長と暗に仄めかしているようなもの（ココ）。つまり小沢幹事長は中国に梯子を外されたのではないか。

天皇陛下と習近平・中国国家副主席の特例会見をめぐり、会見が正式に設定される２日前の今月９日ごろ、中国高官が「陛下のご健康に配慮し会見を見送るなら、やむを得ない」と日本側に伝えていたことが１７日、分かった。複数の中国関係者が明らかにした。
１１月下旬から特例会見を求め続けてきた中国側が、交渉終盤で見送り容認姿勢を示していたことが判明したのは初めて。１０日からの訪中を控えた小沢一郎民主党幹事長の意向を受け、首相官邸による政治判断で方針転換し、特例会見が実現した実態が裏付けられた。

この問題について閣内や党内からも批判が出ている。閣内では岡田外相が記者会見で、特例会見は国事行為でなく公的行為との認識を示した（ココ）。党内では渡部恒三氏が天皇陛下に申し訳ないと嘆き、陛下にご心配をおかけしないように党派を超えて誓わないといけない、３０日ルールは守るべきだと批判している（ココ）。
社民党の福島瑞穂党首も宮崎市内での講演で、一ヶ月ルールを守るべきだと述べた（ココ）。
事の次第と是非はほぼ明らかになった。鳩山首相と小沢幹事長がどう決着をつけるか、残るはそれだけ。