鳩山首相グアムへの移設否定

鳩山首相は２６日、民放ラジオ番組の収録で、米軍普天間飛行場の移設問題について、「抑止力の観点からみて、普天間の機能総てをグアムに移設するということは無理がある。」と述べたと報じられた（ココ）。
普天間飛行場の移設問題で「沖縄県民の思い」など、「思い」ばかりを口にしていた首相が、始めて抑止力に言及した。普天間基地の移転問題の根底は安全保障であることを今まで知らなかったのか、知っていても言えなかったがやっと腹を括って口に出したのか、どちらなのかは判らない。
首相は先に５月までに結論を出すと期限を明言し、今度はグアムを移転先から外した。それを社民党が納得する筈はないのは明らかで、連立離脱の可能性が高い。首相は連立維持を一番に掲げていた今までの方針を１８０度転換したのだろうか。優曖（友愛に非ず、優柔不断と曖昧の意）首相に何が起こったのか。注視しよう。