普天間飛行場移設先

政府は6日、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設先候補地絞り込みに向け、キャンプ・シュワブ陸上部(名護市)にヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)か滑走路を建設する案と米軍ホワイトビーチ(うるま市)から沖合の津堅島の間を埋め立てる案を軸に最終調整に入る方針を固めた。鳩山由紀夫首相は平野博文官房長官からそれぞれの長所や短所に関する説明を受け、対米交渉で示す政府案を決断する見通しだ(ココ)。

前者は先に検討済みで駄目となった案、後者は海を埋めるのだから辺野古沖とどう違うのか。どちらもマニフェスト違反であり、沖縄県民を欺いた罪は重い。移設先を県外や国外に変えるなど、無理なことは始めから判っていた筈で、それが判らなかったと言うのなら、政治家の資質無しと断ずるしかない。県外だ国外だと言うからには、実現の可能性の高い具体案を持っていなければおかしい。それも無しに出きる筈のないことを言って沖縄県民を煽りながら、やっぱり駄目でした、ゴメンナサイでは済む問題ではない。名護市長選でも県外移設派候補を推薦したのだから、民主党政権は県内移設案など出せる立場ではない。本件は民主党の致命傷になるだろう。