変わり身の早い斑目委員長

内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は、「福島の保護者憤慨は当たり前」と苦言を呈している(ココ)。ところが14年前、地震学者の石橋克彦・神戸大名誉教授が今回のような大地震・大津波による原発事故を警告したのに対し、班目氏はあらゆる懸念を打ち消した上で「石橋氏は原子力学会では聞いたことがない人である」と素人扱いし、小佐古氏も「多量な放射能の外部放出は全く起こり得ない」とし、「論文掲載にあたって学者は、専門的でない項目には慎重になるのが普通である。石橋論文は、明らかに自らの専門外の事項についても論拠なく言及している」と批判したという(ココ)。
ご両所が今言っていることは正論だとは思うが、それなら14年前は何だったのか。かっての過ちを認めて今まともなことを言っているというのなら、先ずは反省の弁が有って当然であろう。