安倍外交は堂々の及第点

ユキヲのメルマガ国際派時事コラム 『「慰安婦」外相会談妥結 安倍外交は堂々の及第点だ』を読んで、始めて外相会談の成果を理解できた。韓国政府が財団を設け、そこに日本政府が10億円程を拠出するとは上手い方法だとは思ったが、最終的かつ不可逆的解決と口では言っても、韓国のこと、信用できるものではないし、また慰安婦像の移設に努力するなどと言っても、韓国政府には挺対協などの説得は出来ないだろうから、今回の合意もいずれご破算となり、また問題を蒸し返すことになると思われた。
だが泉さんのメルマガを読み、驚いた。今回の合意発表後、間髪を入れず米高官が歓迎の意を表明し、世界に向けてこの合意を支持するよう呼び掛けた。これは世界中が今回の合意内容を承知したことを意味し、韓国は蒸し返しを完全に封じ込まれたこととなる。更に韓国政府が財団を設立するには、挺対協や慰安婦を説得せねばならず、慰安婦像に移設或は撤去を含めて総て韓国政府の責務である。つまり、今回の合意内容を実行できるか否かは韓国政府に掛っており、大変な重荷を背負ったことになる。だが上手く行かないからと言って、国際的に最終的かつ不可逆的に解決と認知されてしまっているので、問題を蒸し返し再交渉に持ち込むことは最早不可能である。
韓国政府が苦しい立場に追い込まれたことになるが、それも散々筋の通らぬいちゃもんを付けた酬いであり、韓国得意のブーメラン現象である。ゴネ得はいつの世も通すわけには行かないのだ。今回の成果が事前にアメリカ政府と連絡をとりあった、周到な準備の賜物と思われる。
安倍総理、お見事でした。