英国のEU離脱は予想もせぬ展開に発展するか

イギリスの国民投票はやらなくてもよいのに、キャメロンが残留派が当然勝つと予想し、政権の基盤強化を目論んでやったと言う。国民も残留票が上回ると考え、嫌がらせのつもりで離脱票を投じた者がかなり居て、その連中はこんなことになるなら残留票を投じるのだったと悔やんでいるらしい。また17歳以下の若者が、自分らの将来を年寄りに決められてしまったと抗議している。多くの人にとって、ひょんなことから予想外の結果となり、後悔しているようだが、時すでに遅く、後悔先に立たずである。この先とのような展開になるか、世界中が迷惑する。
しかし、移民・難民問題に反感を持つ人達の気持ちも判る。今回の騒動はこの問題を真剣に議論して来なかったツケが廻って来たのだとも言えよう。受け入れ側の社会秩序や文化を壊すことなく、受け入れて貰う人達がそこに溶け込んで行くようなやり方を考えねばならないと思う。