米大統領選はグローバリズムとナショナリズムとの闘いだった

アメリカの大統領選でマスコミは、トランプ候補については暴言ばかりを報じていたが、トランプの発言を見ていると非常にまともだと感じることが多かった。その印象と報道とが整合せず、どう考えれば良いのか困惑していた。そんな折、たまたま馬渕睦夫氏の解説動画に行き当たり、それを何本か見て漸く腑に落ちた。馬渕睦夫は、ヒラリーに代表されるグローバリズムと、トランプの主張の根幹をなすナショナリズムとの争いだったと説く。これを観て今まで感じていたもやもやが晴れ、事態がはっきり見えるようになった。
だがトランプと言えどもグローバリズムを完全に押しつぶすことは不可能で、どこかで妥協せざるを得ないが、今後の動きは或る程度推測出来そうだ。
先ずTPPはお終い。中国は困っているのではないか。プーチンとは上手く行きそう、日ロ関係にも良い影響が出るのではないか。欧州の政界もトランプの勝利の後、状況が変わりそうな動きが見え、世界的にグローバリズムが弱まりそうに感じる。もしこれが当たるなら、中韓が孤立することになるだろう。問題は中東で、その行方はさっぱり分からない。その前に韓国がどうなるか、もう死に体で下手したら北朝鮮に統合される危険すらあるのではなかろうか。そうなると対馬が最前線になってしまう。韓国さん、しっかりして呉れよ。