トランプ大統領就任

昨夜と言うか今日の未明、トランプ大統領の就任式の中継を見た。就任演説では、極く一部の富裕層に富が集中しているのを是正する、雇用を創出する、不法移民を防止すると述べた。雇用の創出とは企業がアメリカを離れて外国に移るのを阻止し、国内に雇用の場を造らせると言うことで、一番目と併せて資本の論理だけで動くことを阻止すると言う意味になる。つまりグローバリズム一辺倒を排すると言うことではなかろうか。この見方が合っているなら、それは大変な宣言をしたことになるように思う。
就任式の一方でトランプ大統領反対のデモが多数行われていたらしい。反対デモをしても大統領の就任を止めることは出来ないのは、判り切ったこと。そうとするなら何のためのデモか。裏で糸を引いている者が居るのではなかろうか。その目的はトランプ大統領が不人気であり、国民から嫌われていることを印象付けることにあるのではないか。そう考えるとその裏で糸を引く勢力とは、トランプ大統領が対抗を宣言した相手となる。トランプ大統領は大丈夫か。
だが腑に落ちないのは、トランプ大統領が真っ先に署名したのはオバマ・ケアの見直し。これは就任演説の一番目、二番目と矛盾する行為ではなかろうか。
どうも良く判らない。暫くは推移を見守るしかあるまい。