思わぬ形で政界再編が進行中

民進党社会党左派に当たる人から自民党員に相当する人までがごちゃ混ぜの状態だった。それを自力で整理する力は無く、今日までずるずる来てしまった。所が希望の党に合流と称する動きが始まり、一方の希望の党では合流を否定し、自分達と政策や考え方が一致する人のみを受け入れると選別を行なった。それは民進党員のうち保守系の人のみを受け入れ、左派を弾き出す行為である。その結果民進党の左派は行き場所が無くなってしまい、枝野らが急遽新党を立ち上げることになった。つまり外部の動きが引き金となって、民進党が分裂し、結果として各政党の性格が明瞭となった。希望の党立ち上げは政党の性格をすっきりさせると言う大きな成果を上げた。
その希望の党が二大政党の一方となるまで成長するかどうかはまだ見えないが、右から左までごちゃ混ぜだった民進党では全く可能性は無かったのと違い、希望の党日本維新の会がうまく伸びて来れば真の二大政党時代が来る可能性が存在する。希望の党立ち上げが新しい時代の芽の誕生を促すとなれば、それは我が国の政治にとって大きな出来事と言うべきである。