印象に残るトランプ大統領のスピーチ
宮中晩餐会におけるトランプ大統領のスピーチには驚いた。令和に因んで萬葉集に触れ、大伴旅人と山上憶良と令和の基となった文章まで引き合いに出して令和の意味まで正しく述べたのは、想像もしないことだったので凄く印象に残った。スピーチの原稿を書いた人が調べたのか、その詳細は知らないが、そこまで気を配っていることを世界に示したのは大変なことと思う。夏場所千秋楽は川内博史の見解とは大違いのガチンコの連続だったし、江川紹子が期待したブーイングも無く、ゴルフ場での安倍首相の自撮り写真では、日米両首脳の素晴らしい笑顔も見せて呉れた。トランプ大統領のあんな笑顔は始めて見た。今回の国賓招待は、左翼の連中には腹立たしいことだったと思うが、大成功であったことに間違い無い。
黒瀬ダムの松山分水構想が事実上中止に
15年以上続いた県営黒瀬ダムの松山市への分水構想が事実上中止となった。愛媛新聞の記事を一部引用する。
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県営黒瀬ダム(西条市)の水を利用する松山分水を巡り、西条、新居浜、松山の3市と県でつくる「水問題に関する協議会」の第16回幹事会が22日、県庁であった。ダムを活用し、松山・西条両市の水問題を一緒に解決するとした2015年の県提案に対し、西条市が「分水につながる」として応じないことを理由に、県が広域調整からの撤退を正式表明。15年以上議論が続いてきた黒瀬ダムからの分水構想は、事実上中止となった。
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要するに松山市が黒瀬ダムの水を分けて欲しいと要請しても西条市が断り続けているので、県が調整役を降りたので、この分水構想は事実上ご破算となったと言うこと。
まあ、当然の結果だろう。松山の石手川ダムも西条の黒瀬ダムも距離的に近く、どちらも天候に依存する以上、松山が渇水でも西條の水は豊富に有ると言う保証は無い。松山市は他所のダムの水を分けて呉れと言うのでなく、天候に依存しない水源の確保を考えるべきだろう。つまり、海水の淡水化だ。その装置の製造工場が松山市にあるのに、何故それを考えないのか不思議でならない。水道料が高くなることを理由としているが、費用がどうこうと言う問題では無かろう。気象の異常さが年々激しくなって来ているので、渇水の危険性は益々高くなるのではないか。
松山市は地形の関係で雨が非常に降り難い場所である。一方、目の前が海。そのような場所であるからには、採るべき方策は海水淡水化しかない。平成6年の大渇水から既に25年が経過している。言い換えれば25年間何も対策して来なかったことになる。喉元過ぎれば何とやら。余りにも呑気過ぎないか。猛省を望む。
上原浩治投手引退
巨人の上原浩治投手が5月20日にシーズン途中での現役引退を表明した。長い間ご苦労さん。数々の記録を残しただけでなく、色々と記憶にも残る素晴らしい投手だった。新人の連勝記録更新、新人で20勝、澤村賞を複数回受賞、国際試合で無敗、等々、沢山の記録を残した。
彼の特徴は非常にテンポが速く、コントロールが素晴らしかった、球の回転数が多くて伸びがあり、スピード以上に威力があった。そして同じフォームで速球とスプリットを投げ分けるので、打者は球種の見極めが極めて難しかったようだ。
印象に残る上原投手の記録としては、キューバの連勝記録を止めたこと、2002年だったと思うが日米野球でバリー・ボンズを3打席連続三振の仕留めたこと、レッドソックス時代に現地の新聞に上原が出て来たら4分で試合が終わると書かれたこと、140km/s台の直球でMLBの強打者達に空振りさせていたこと、1インニングを11級で終わらせ、しかもその11球が全部ストライクだったことなど、挙げて行けば切りが無い。
ワールドシリーズでも、9回裏2死走者1塁の場面で、走者を牽制で刺し、ワールドシリーズ史上初めての「牽制死によるゲームセット」をやってのけ、同時に日本人としてワールドシリーズ初のセーブを挙げ、更に、優勝の掛った第6戦においても9回5点差で登板し、日本人投手として初のワールドシリーズ胴上げ投手となった。
もう一つ、上原投手は100勝、100ホールド、100セーブと言う途轍もないな記録を達成している。これら多くの記録を残すと共に記憶にも残る活躍は、彼の雑草魂の為せる業。長い間素晴らしい活躍を楽しませて呉れて有難う。