靖国参拝が政教分離の原則に反するか?

小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題が20日の参院予算委員会の集中審議で取り上げられ、公明党福本潤一氏が、政教分離を定めた憲法に違反するとの司法判断があることも指摘したのに対し、首相が「靖国神社だけでなく、(外国の)無名戦士の墓や広島、長崎、沖縄でも慰霊、参拝している」と反論したと言う。
これについては小泉首相が正しい。そもそも各国首脳が外国を訪問した際に、その国の無名戦士の墓に詣でるが、これも憲法違反なのだろうか。政教分離を盾に靖国参拝を論じるなら、外国の無名戦士の墓に詣でることも問題視しなければならない。福本氏は視野を広げる要あり。