『中国「反日の末路」』(長谷川慶太郎著)

長谷川慶太郎著『中国「反日の末路」』を先日明屋で購入し、昨晩一気に読んでしまった。以前同氏のソ連崩壊を予測した本を読んだときは半信半疑だったが、数年後にその通りになってしまったので驚いたことがある。今度も同氏の予測通りになる可能性は高いと思われる。
彼の国の不良債権は日本どころではなく、バブルがいつ弾けてもおかしくない状況だと言う話は、もう何年も前から聞いていたが、現状はそれを遥かに越える酷さのようだ。今まで何故そのような状況になったのか判らなかったが、この本は核心をずばり抉り出している。
膨大な人口を抱えるあの国が不安定になったら、世界中が迷惑する。何とか安定して欲しいと願うが、歴史的に見ても専制君主がいないと治まらない国なので、国民の力で国を立て直すことは期待出来そうもない。何しろ未だかって選挙をしたことがなく、民意で総力を結集する習慣がない。
この国と地続きでなくて良かった。海が隔ててくれていることに感謝する。