有機EL

今日、所じょうじの「笑ってこらえて」で山形大学城戸淳二教授の有機EL開発物語を見た。ELの開発が始まった正確な時期は知らないが、自分が学生の時、某教授の下でELによる平面ランプ開発のお手伝いをしたことがある。材料は何だったか忘れたが、有機ではなかったと思う。アメリカでは光ったと報告されていたが、遂に光らせることは出来ず、幻に終わってしまった。その時から50年を経て、今有機ELが実用化されようとしているのは嬉しい。振り返って見れば、あの頃の技術力、材料では実用化は到底無理で、ここに至るまでに乗り越えて来た障壁は数え切れない程あった筈。50年という年月がそれを物語る。成功はしなかったがそんな早い時期に挑戦した教授も、ELの現在の発展振りを喜んでいらっしゃることだろう。