科学・技術

伊方原発3号機再稼働

伊方原発3号機は広島高裁で運転差し止めを取り消され、今月27日に再稼働となった。 運転差し止めを求めた原告側は、運転差し止めを求める理由として、9萬年前と同様の阿蘇カルデラの破局的噴火が起きた場合、火砕流が到達する恐れがあると主張したが、そ…

またまた本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞

京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞。凄い。おめでとう御座います。 TVのインタビューで本庶教授は「教科書を鵜呑みにするな。教科書を疑う所から科学の進歩が生まれる。」と話していらした。そう言えば昔現役の時、過去の常識を疑い、…

地球は寒冷化が進行中か?

太陽活動の周期性が乱れ、太陽黒点が極端に減少していることから、地球は寒冷化が進んでいるとの警告が随分前から発せられていた。しかしその警告は温暖化の進行の陰で殆んど無視されて来た。所が今年に入り、寒冷化の勢いが温暖化の勢いを上回ったのか、ア…

土星探査機カッシーニ使命を終える

カッシーニは1997年10月に打ち上げられ、7年の旅を経て土星周回軌道に到達し、以後13年に亘って土星の観測データを送り続けた。その量は45万点余りの画像を含め635ギガバイト(GB)分のデータとのこと。燃料が尽きたカッシーニを放置すれば、土星の…

稍深発地震の原因、岩石溶融で断層形成 愛媛大など研究チーム 英科学誌に発表

今朝の愛媛新聞に掲題の記事が載った。短い記事なので全文を引用する。 愛媛大の地球深部ダイナミクス研究センター(愛媛県松山市文京町、GRC)の大内智博講師(39)らの研究チームは28日、深さ50〜300キロで発生する稍(やや)深発地震の原因が…

地球は温暖化しているのか寒冷化に向かっているのか

NASAが世の中の通説をひっくり返す発表をしたらしい。それは南極の氷は増えているという内容である。従来、南極の氷が融け、そのために海面が上昇していると言われて来た。所が南極の氷は増えているとなると、海面上昇も疑わしくなってくる。北極の氷は確か…

呆れる神宮外苑のイベント会場での火災事故

至って燃えやすい鉋屑と発熱量の大きい白熱電球。火災が起きて当たり前。工業大学の学生がそんな組み合わせの危険を予見出来なかったとは呆れる。責任はそんなものを作った側が100%負わねばならぬ。

今年もまた大隅良典氏にノーベル賞

今年も大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)がノーベル生理学・医学賞を受賞。これで日本は3年連続。凄いとしか言いようが無い。研究内容は『生物が、細胞内のたんぱく質を分解し、エネルギーやたんぱく質の材料として再利用する現象「オートファジー」。…

MRJ初飛行成功

待ちに待ったMRJの初飛行。良かった。我が国航空産業発展の記念すべき日となるだろう。次は戦闘機の成功が待ち遠しい。

大村智博士がウイリアム・キャンベル博士とノーベル生理学・医学賞を受賞

大村博士、おめでとう御座います。非常に多才な方、面白い方で嬉しくなる。大村さんが見つけたイベルメクチンは、毎年2〜3億の人が救われているそうだ。大村博士の業績は多岐にわたるそうで、読んでも到底理解できず、凄いとしか言いようが無い。 中国人で…

油井さん宇宙ステイションへ

油井さんを乗せた人工衛星が宇宙ステイションに無事ドッキングした。ロシアもアメリカも人工衛星の打ち上げに連続失敗し、今回の打ち上げのちょっと前にロシアが久しぶりに成功したばかりだった。だから実を言うと、一回成功しただけでは大丈夫かと心配して…

来年は水素元年

トヨタがいよいよ燃料電池車を発売するらしい。最初は開発関係者だけに限定し一般ユーザーには廻らないそうだが、やっと本命が登場する。喜ばしいことだ。化石燃料の使用を止め水素エネルギに切り換えることが究極のエネルギ革命と目されてから随分長い年数…

赤崎さんの経歴

前回、赤崎さんは神戸工業から某研究所を経て名古屋大学と書いたが、どうやらこれは記憶違いのようで、神戸工業から名古屋大学が正しいようだ。これはご本人がそう語っていらっしゃるのだから間違い無い。この点については「ノーベル物理学賞 赤崎・中村両教…

愛媛新聞のノーベル賞受賞記事タイトルは手前味噌

愛媛新聞はノーベル賞受賞記事のタイトルを、「中村氏ノーベル賞 赤崎・天野氏も」と付け足しみたいな書き方で報じた。これは真実を伝えていない失礼な書き方である。もし受賞者を一人に絞るなら当然赤崎氏になる筈で、青色LEDを一番最初に創り上げたのは赤…

青色LEDの開発で赤崎・天野・中村さんがノーベル賞受賞

赤崎さん、おめでとう御座います。天野さん、中村さん、おめでとうございます。4年前の予感が当たった(ココ)。 青色LEDを開発した赤崎・天野・中村さんの3人の物理学者がノーベル物理学賞を受賞した(ココ)。記事の全文を引用する。 【ストックホルム共…

何とも凄い技術SWITL

古川機工のSWITLには驚いた。SWITLとは、マヨネーズやケチャップのようなゾル・ゲル状ワークを型崩れさせずに掬い上げ、移載させ、また元にもどすロボットハンド。マジックだ。百聞は一県に如かずで、この動画を見る方が早い(ココ)。 記事も沢山出ているが…

小保方晴子さん、「STAP細胞」開発

今日は注目すべきニュースが続いた。 その一つは小保方晴子さんの万能細胞「STAP細胞」開発の報道。論文がネイチャー誌に掲載される。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのクリス・メイソン教授は「また日本人が万能細胞の作製法を書き換えた。山中伸…

原子力規制委員会が四国電力の想定の甘さを指摘

今朝の愛媛新聞は、原子力規制委員会が四国電力の伊方原発再稼動申請に伴う四国電力の想定の甘さを指摘したと報じている。想定の甘さについては原子力規制委員会は今までに幾つも指摘しているが、それに対する四国電力の見解を見たことがない。各分野の専門…

大阪府立大の長沢啓行名誉教授が伊方原発の再稼動は危険と講演

大阪府立大の長沢啓行名誉教授が昨25日(土)松山市で開かれた講演会で、伊方原発の再稼動は危険であると述べた。危険とする理由は、第一に、福島原発は東日本大震災の震源が遠かったので制御棒を投入できたが、伊方原発では間に合わない。第二に2008/6/14…

米国でiPS細胞使った治療を「暫定承認」で実施し心不全患者が回復

アメリカでこんなに早くiPS細胞を使った治療が行われたのは、生死がかかった究極の場面で「その方法しかない」となれば多少のリスク覚悟でゴーサインを出す独自の考え方に基づく「暫定承認」と言うルールがあるからだ(ココ)。日本は米国と対照的に、緊急事…

山中教授は国の支援のお蔭と語ったが・・

山中教授は国の支援のお蔭と語ったが、これは痛烈な皮肉ではないのか。 鳩山内閣の時の事業仕分けで研究費を1/3に減らされているらしい。蓮舫は事業仕分けで研究費をばっさり削り、残したのは「二番では駄目なのか」と言う迷惑詞。その時の首相は莫大なお子…

iPSの山中伸弥教授にノーベル医学賞

山中教授のノーベル賞は今年か来年になるか、時期の問題だけで受賞は間違いないと思っていたが、今年受賞と決まった。おめでとうございます。 それにしても論文発表後6年で受賞とは異例の速さ。可能性に対する期待の大きさを物語る。山中教授の論文発表後の…

「ヒッグス粒子」をほぼ確認

「ヒッグス粒子」をほぼ確認したと言う。「ヒッグス粒子」がどういうものかさっぱり判らないが、世の中の最も基本的な粒子の一つで、物に質量を与える粒子で、「神の粒子」と呼ばれるそうだ(ココ)。これを確認したと言うことは、現代物理学を支える「標準…

閏秒を投入挿入

今日閏秒を挿入したとの報道(ココ)。 日本の標準時を管理する独立行政法人「情報通信研究機構」(東京都小金井市)は1日、標準時と地球の自転による時間のずれを調整するため、午前8時59分59秒と午前9時0分0秒との間に、8時59分60秒という「…

伊方原発の恐ろしさ

伊方原発は大飯原発と 同じく加圧水型である。加圧水型は格納容器が大きく、爆発の危険が少ないとして窒素が封入されていない上に、内部にたまった蒸気を排出するベント装置がなく、事故で圧力が高まれば、爆発する危険性が指摘されていると言う(ココ)。 …

Mega Quake

昨年の東日本大震災の後、色々なことが判って来たそうだ。先ほどそれに関する特集を放映していた。 震災後、東北地方が東に引っ張られたことにより、太平洋プレートとフィリッピン・プレートと陸側プレートとの境に歪が溜まり、そこを震源とする地震が多発し…

希土類含む新鉱物を高縄山で発見、高縄石と命名

今朝の愛媛新聞に希土類を含む高縄石発見の記事(ココ)。芸予地震でいくつも崩落があり、北条側からの登山道が遮断されたほどだったが、その時崩落した大量の岩石の中から見付かった。この石は前から発見されていたが、資料が少な過ぎて構造まで確認できな…

ドイツの放送局が暴く福島の嘘

福島第一原発について政府と東電が何かを隠し、真実を明かしていないことは判っていたが、「ドイツZDF フクシマの うそ」を見て寒くなった。実態は想像を絶する酷さだ。絶望的と言うべきかも知れない。これは日本人全部が知るべき内容だ。 この現実をひた隠…

大飯原発も伊方原発も地震が起きた時制御棒を挿入できるのか

地震が発生した時、原発の安全を保つために真っ先に求められるのは、原子炉を停止させる「制御棒」が正常に挿入されることだ。制御棒が挿入されないと、核分裂の連鎖反応が起きてしまう。ところが、大飯原発では本当に制御棒が挿入されるのか、疑惑が持ち上…

政府や東電の言う冷温停止はまやかしか?

福島第一原発の事故は収束し、「冷温停止状態」にある……と、政府や東電は昨年末に宣言。しかし、それは「まやかし」だと米原子力専門家アーニー・ガンダーセン氏は指摘する。アーニー氏は『冷温停止とは、放射性物質の漏洩がなく、大気圧下で93℃未満に保たれ…