松山恵子追悼番組

NHKで松山恵子追悼番組をやっていた。昭和50年前後だろうか。10年間にわたって「キャラバン演芸会」の座長として、愛媛各地を廻ったのだそうだ。徳田アナが担当だったらしい。最後まで伊予弁で通したのも故郷への思い入れが余程強かったことを示す。独特の歌声、サービス精神旺盛な飾らぬ人柄がみんなに好かれていたことが良く判る。新居浜市在住の50年来のファン加持さんと云う方の思い出話、翌年に廃校となる小学校での公演の時に在校児童だった菅京子さんの思い出の手紙も心を打つ。最後の舞台のリハーサルの時は声が出なかったのに、45分間の本番を歌い切り、アンコールも2曲歌ったと言う。本人にとっては覚悟の舞台だったのだろう。また一人昭和を代表する人が消えた。ご冥福を祈る。