アイガー東壁、高層ビル大の岩落下…温暖化が影響か

TVでも映していたが、アイガー東壁の大崩落が起きた。

ジュネーブ=渡辺覚】スイス中西部にあるアルプスの名峰アイガー(標高3970メートル)で13日夜、東壁の一部を成していた巨大な岩の塊が数百メートル下の氷河へと崩落した。
現地からの報道によると、崩落した東壁の岩の塊は40万〜60万立方メートルにものぼると見られ、巨大な高層ビルが丸ごと落下したような規模。
周辺ではなお、約160万立方メートル分の岩塊がずれ落ち始めている。すべて崩落すると総計で東京ドーム(124万立方メートル)2杯分にも相当するという。
崩落の兆候は先月はじめに判明。原因について専門家らは「地球温暖化の影響で、過去20年間にわたって氷河が溶け出している。この影響で周辺の高山の地盤が緩んだのではないか」との見方を示している。
2006年7月15日20時22分 読売新聞

この凄まじい崩落は東壁だけなのか、ほかでも起きるのか判らないが、地球温暖化の影響は今後予想もしない方面に広がるのだろう。