日本と韓国の災害関連予算の内訳比較

朝鮮日報は『災害予防にカネを使う日本、復旧作業にカネを使う韓国』と題して、両国の災害関連予算の内訳の違いを論じている。

日本は災害関連予算のうち、災害を未然に防ぐための災害対策費として約87%を使用している一方で、韓国は災害対策費の割合が40%に過ぎず、残り60%は人的・物的被害が発生した後の復旧費にあてていることが分かった。
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これに比べ日本は、同期間の災害対策費に使用された予算(年平均29兆9000億ウォン)は災害関連予算全体の87%を占めている。

として種々述べた後、国会予算政策処(日本の省庁に相当)が最近作成した「災害管理財政分析」と題する報告書で「全国にある約2万2000の小河川すべてを整備するには108年かかる」と指摘されていると報じている。
我が国でも戦後災害が起きる度に、防災にもっと力を注げ、今のベースでは整備に○○年掛かると盛んに論じられていた。今その当時を振り返ると隔世の感がある。