尾張と美濃の河野十八門徒と伊豫河野氏との繋がり

尾張の河野九門徒は、尾張国葉栗郡上門間庄本庄郷の領主河野通勝ら同志九人が親鸞の説法を聞き、河野の木瀬に草庵を結んで親鸞を招いたのが始まりと言う。その河野通勝は伊豫河野氏の出と言うが、根拠が薄弱過ぎる気がする。むしろ河野郷の地名を苗字としたのではなかろうか。河野通勝が住んでいたので地名に河野の名が付いたと言うのも不自然と思う。
河野門徒が伊豫河野氏の流れと言うには、河野通勝と伊豫河野氏の繋がりを論証することが先決である。