元旦から猪突盲進?

元旦早々に猪に体当たりされ、怪我人が出ているそうだ。それも複数権報告されている由。干支が亥だからと言って、猪突猛進ならぬ猪突盲進は困る。
年末には船の事故、元旦には飛行機の墜落と、あちこちから痛ましいニュースが伝わって来る。どちらも悪天候に逆らって無理をしたのではないか。そうであるなら、これら事故も猪突盲進の悲劇である。客船は揺れの周期を長くするため、重心と浮力の中心との距離が小さい。その分復元力が弱くなる。その客船に定員を越えて乗せると、重心が上がりますます復元力が小さくなり、転覆し易くなる。天候が悪く波が高い時にこのような状態で梅に出るのは、転覆しに行くようなもの。戦後日本でも過剰に乗船させて出港し、悪天候のため遭難した例が幾つもある。
過去の事例を教訓として、人命に関わる場面では臆病なくらい慎重を期して貰いたいものだ。