宮本邦彦巡査部長のご冥福を祈る

東武東上線で線路内に入った女性を助けようとして電車にはねられた、警視庁板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長は、皆の願いも届かず、意識を取り戻すことなく逝ってしまわれた。謹んでご冥福を祈る。その宮本邦彦さんに対し、首相は閣僚懇談会で、「生命の危険を伴う公共の業務に従事し、その職に殉じた者として緊急叙勲に値すると考えている」と述べたそうだが、当然のことであろう。叙勲でもって命を償えるものではないが、少なくとも国民一人一人が永遠に記憶に留めたい。