精密機械のような上原

久し振りに上原を観た。楽天との試合、9回裏、3−2で巨人1点リードの場面。バッター3人に11球投げてボールは釣り球の2本だけ。あとはストライクと空振り。総ての球がキャッチャーが構えたミットにすぽんと収まる。スピードはせいぜい140km/h前後。だがバットにかすりもしない。何年か前にメジャー選抜との試合で、ボンズから連続3三振を奪ったことがある。その試合の後で向こうの監督が記者達に、ボンズが一試合で3回も三振するのを見たことがあるかと語っていたが、その時からメージャーは上原の精密機械のようなコントロールを高く評価している。今日の試合では完全にバッターを翻弄していた。体調に気をつけて長く活躍して欲しい投手である。