米下院外交委 慰安婦決議案を可決 首相の公式謝罪促す

本件はいささか頭に来る。

ラントス委員長は「米国の大切な同盟国である日本が、過去に起きたことに正直に責任を負おうとしないことに当惑する。日本の公式謝罪拒否は、友情を評価する者にとって憂慮すべきことだ」と述べた。

吉田証言を真に受けて事実を誤認し、他国に干渉するようでは、日米同盟に重大な影響を及ぼす。

反対したのはいずれも共和党の次期大統領候補のポール(テキサス州)、タンクレイドコロラド州)の両議員。法案の内容ではなく、同委員会が過去の歴史問題を判断するのにふさわしくないとして反対した。

正論である。

提案者のホンダ議員(カリフォルニア州)は決議案可決後、記者団に対し、「修正案は、(決議案の)中心部分に影響を及ぼしていない」と述べ、あくまで日本政府の公式謝罪を求めた。そのうえで、7月第2週か3週に本会議で採択されることに期待感を示した。

マイク・ホンダ議員がこの決議案を提出した理由がジョージ・ナカノ氏が指摘するように、ホンダ議員が中国系団体から集中的な政治献金を受けてきたことにあるとすれば、不純な動機に基づき歴史を捏造してまで、自分の利益を追い求めるという、あってはならない行為である。この決議案が本会議で採択されたなら、我が国も対抗措置を取らねばならない。