ウィンブルドン特集

NHKのBSでウィンブルドン総集編をたっていた。これだけでは断片的で試合の流れなどは掴めないが、その断片的な映像から、一連のプレイや形勢の移り変わりなどが蘇り、実況を見ていたときの興奮を思い出した。不思議なもので、試合の分岐点となったプレイ、流れを引き寄せたプレイなどの幾つかを、何年経っても鮮明に思い出すことが出来る。ボルグとマッケンローとの試合、マッケンローが押し気味だったゲームでボルグがセンターライン一杯にサービスエースを連続して決め、一気に流れを引き寄せたシーン、アガシサンプラスを振り回した挙句に角度のあるショットを決め、ウィナーと思った瞬間、横っ飛びに走って来たサンプラスがより角度のついたパッシングショットを放ち、アガシの右側を抜いてしまい、アガシは信じられないと言った顔つきで両手を腰に当てたまま暫く動かなかったシーンなどなど。今年のウィンブルドンでも、幾つかのプレイはいつまでも記憶に残るだろう。