朝青龍明日戻り謝罪会見の予定

明日午後朝青龍が成田に戻り、国技館で謝罪会見をするとテレビで報じていた。今回の騒動の発端は、6週間の療養を要するとの診断にも拘わらず、モンゴルでサッカーに興じていたことにあるとしている。これはおかしい。その前に、診断書に基づいて巡業を休ませて欲しいとし、その許可を得た後無断で帰国したことが、真っ先に批判さるべきことである。
これは一般社会人が病気が理由で休職した場合に照らして考えれば直ぐ判ること。休職してまずやるべきことは病気治療である。入院治療するなら、入院先の病院名や連絡方法も知らせ、所在を明らかにしておく。無断で治療に無関係な長期旅行に出掛けるなど考えられない。
朝青龍の場合はで巡業で相撲を取らなくても良いというだけで、休職ではない。巡業は相撲協会の公式行事である。巡業先で相撲は取らなくても、治療に差し支えない範囲で横綱としてやれること、やるべきことがあるだろう。それを放り出し、無断で母国に行ってしまったこと、これが一番の問題点である。しかもモンゴルでサッカーに興じていたとあっては、何をかいわんやである。横綱として、一人の社会人として論外の行為である。いくら強くても、一人の人間としての自覚も、横綱としての節度もない者に、横綱の称号を与えるべきでない。相撲協会横綱とは地位でなく、大関の中で人格識見の優れた者に与えられる称号であるという意味を、もう一度原点に立ち返って認識し直してほしい。
明日朝青龍の謝罪の内容如何によっては、協会は引退勧告をするくらいの毅然たる態度で臨んで貰いたい。(無理だろうな。)