広辞苑、「在原行平」伝説の記述に誤り

広辞苑の「芦屋」の項の記述に誤りがあることが、初版から半世紀以上経て分ったと言う(ココ)。広辞苑の芦屋の項に、「在原行平(ありわらのゆきひら)と松風・村雨の伝説の舞台」と言う記述があるが、行平に愛された姉妹を描いた能「松風」の舞台は、芦屋でなく須磨。芦屋にゆかりがあるのは行平の弟・業平(なりひら)で、広辞苑の誤りは二人の話が混同されたためらしいとのこと。
この記事で気になる点が一つある。記事では

岩波書店(東京都)は「外部から指摘を受けて発覚した」と説明しており、修正を検討する。

とあるが、ここで「発覚」はおかしく、「判明」くらいが適当であろう。近年「発覚」と言う言葉の使い方に違和感を感じる。