佐賀地裁、諫早湾干拓開門を命じる

佐賀地裁は27日、南北排水門の5年間開放を命じた。そもそも一方で減反政策を行いながら、一方では干拓事業を進めるのは理屈が通らない。まして諫早湾の干潟は他に類を見ない貴重な自然環境である。それを破壊してまで干拓を行う必要があったのか、始めから疑問の多いプロジェクトであった。各方面から再検証を求められたにも関わらず、総てを拒否して来た国の姿勢を厳しく批判したのが今回の判決である。
政府は潔く判決を受け入れ、排水門の開放を実行して欲しい。