13ゲーム差を逆転し巨人優勝

巨人が最大13ゲームも離れていたのを逆転し、セ・リーグの優勝を飾った。開幕5連敗するなど前半は惨憺たる有様だったが、後半破竹の勢いで勝ち進み、最後の試合を残して優勝を決めた。
オリンピックで日本代表に2名、韓国代表に1名抜けたが、3人共前半は調子が上がらずに戦力になっていなかった状態だったので、抜けたことが戦力ダウンにならなかったのは幸運だった。後半になってラミレスと小笠原が調子を上げ、オリンピックに出た3人共調子を戻したこと、若手が伸びてそれぞれが活躍したこと、中でも東野、越智、山口の若手投手と坂本の活躍が大きかった。今一つ、俊足の鈴木が突如打撃開眼したのか、トップに定着したのは、長年待ち望んでいたことだけに大きな収穫だった。阪神の失速もあったが滅多にない大逆転劇は、見事の一語に尽きる。