中国の出稼ぎ労働者の逆流現象

中国では出稼ぎ労働者が都会から地方に逆流しているらしい(ココ)。その数は既に数百万に達し、中国経済は大破綻が近いと心配されている由。このようになったのは世界金融危機の悪影響が大きな原因であるのは勿論だが、新雇用法(労働合同法)の制定や、インチキ商法や原野商法に引っかかって各地で暴動が起きるなど、幾つもの要因が重なった結果だそうだ。
何しろ中国は図体がでかいだけに、もしも経済が破綻したらその影響はとてつもなく大きいと思われるが、何がどうなるのか見当がつかない。孟建柱・国家公安部長は、「目下、安定社会を最大級に脅かしているのは、この民工の逆流現象である。かれらの再就労機会を地方政府が促進しない限り、安定社会は維持できない」と言っているそうだが、北京五輪が終わって僅か三ヶ月でこの有様では、本当に先が思いやられる。