愛媛マラソンのコース

今日行われた愛媛マラソンのコースは、「上」と言う字を180度回転させた形になる。正確には判らないが、運動公園を出て東に走り、三坂峠から降りて来た道を北上し、左折して11号線を西に向かい、福音寺で折り返して東に走る。次の折り返し点は牛渕の辺りだろうか。折り返して西進し、三坂峠へ続く道へ左折して南下し、東方の急坂を登り、三度目の折り返し点で反転し、急坂を下る。そして運動公園に行く道へ左折し、最後また急坂を登り、スタジアムへと言うコースと推測する。
愛媛マラソンのコースは最後が目茶大変だが、その辺りは歴史の塊りである。ランナーは知らないだろうし、知っていても見る余裕はないだろうが、平岡氏の荏原城址あり、浄瑠璃寺八坂寺西林寺と三つの札所に加えて幾つもの寺があり、少し東に行けば土岐氏の徳川城あり、その南は一遍上人が修行した窪野である。この一帯は中世初期には土岐氏の所領であったが、いつの頃か平岡氏が取って代わり、来島村上通康が没した後平岡氏が河野氏末期を支えた。言うならつわものどもの夢の跡である。