人工衛星打ち上げは失敗、だが・・

人工衛星の打ち上げがそう簡単に出来る筈がないのにと疑問に思っていたが、矢張り軌道に乗っていないことが明らかになった。それどころか、二段目の燃焼が途中でまってしまったとすると、ロケット実験としても失敗したと言うべきだろう。だが、北朝鮮にとっては結果など問題でなく、国内宣伝に有効な材料となれば成功と言えるらしい。
マスコミは北朝鮮の長距離弾道弾がアメリカに脅威を与え、交渉を有利に進めるのが狙いと報じるが、アメリカは本当に脅威を感じるのだろうか。仮に北朝鮮テポドンアメリカに打ち込んだなら、それの何倍もの報復を受け、破滅するのは北朝鮮の方だろう。そんなものがどうして交渉のカードになるのか、さっぱり理解できない。国際的な約束を口実を作っては守ろうとしない駄々っ子は、いくらあやしても無駄で、相手にせずに放って置き、目に余る場合には厳しく制裁するしかあるまい。
北朝鮮を増長させたのはクリントン政権であるが、ロケット開発に必要な部材を自由に調達可能にしたのは我が日本。ここは資金や部材の供給を完全に絶つよう、制裁強化すべきである。