朝青龍は稽古不足を露呈

朝青龍は6日目に反射神経の素晴らしさを見せ、何とか調子を上げて来たかと思わせたが、昨日に続いて今日も千代大海に敗れた。千代大海は力の衰えを気力だけでカバーしていて、本来なら負ける相手ではない。その千代大海の突きに土俵際まで後退し、横から突かれたか引かれたかで呆気なくつんのめった。今日は完敗。立ち合い足が全然出ていない。相手が技を一つ出す間に二つも三つも技を繰り出す最盛期のスピードも、切れもない。誰の目にも稽古不足であることは明らか。ずっと相撲を取る心算なら体を鍛え直すことからやらねば、横綱を張るのは無理。今後どうするのか、注目しよう。