拉致を語った蓮池さんに新潮ドキュメント賞

拉致被害者蓮池薫さん(51)の「半島へ、ふたたび」(新潮社)が、第8回新潮ドキュメント賞新潮文芸振興会主催)に選ばれた(ココ)。先ずはおめでとうございますと申し上げたい。
柳田邦男選考委員の「作家としての目の鮮烈さ、鋭さがある」との評に、「北朝鮮では自分の今後を誰からも知らされず、人の態度から多くを判断してきた。その影響があるのかもしれない」と静かに語ったと言う。将来どころか生命の保証もなく、それこそ毎日が生きるか死ぬかの連続だったであろう。頼るのは自分の判断のみ。そのような状況下で生き抜いて来た精神力の強さにただただ感服するしかない。