地球温暖化の主犯は温室効果ガスか?

地球温暖化を防止するため温室効果ガスの排出削減が世界の重大関心事となっている。だが、二酸化炭素などの温室効果ガスの増大が地球温暖化を招いたのか。甚だ疑問に思う。
三内丸山遺跡が栄えた時代、地球は今より温暖で、海水面もずっと高かったと聞く。その時代、二酸化炭素の排出は多かったのか。否。石油や石炭などまだ知られていない時代である。二酸化炭素の排出量は現代と比べて微々たる量でしかない。それなのに何故温暖だったのか。温室効果ガス犯人説では説明出来ないのではないか。
今、太陽黒点の活動周期が乱れていると言う。前回乱れたときは、テムズ川が凍り、欧州は飢饉に見舞われたらしい。この事実から、太陽黒点の活動周期が乱れている今、地球は温暖化でなく寒冷化すると唱える研究者も居る。どちらが正しいかは今後の推移を見るしかないであろうが、地球温暖化は温暖化ガスの増大が主要因とは思えず、もっと大きな要因によるものと考えるべきではなかろうか。
二酸化炭素や窒素酸化物の排出増大は、様々な害を及ぼす。これらは地球温暖化の主犯でなくても、別の観点からも排出量を削減せねばならないと思う。そして二酸化炭素削減の方策についても、今一つ重要な問題を併せ考え、抜本的な技術革新を企図することが大切だと信じる。