斎藤次郎氏の起用は民主党の論理破綻

斉藤氏が日本郵政社長に適任か否かは別として、今斎藤氏を起用したら民主党ダブルスタンダードとの批判を覚悟せねばならぬ。日銀総裁選出の際に民主党財務省出身というだけで猛烈に反対した。今回の人事について亀井静香は「役人をしたら悪い奴だというのはおかしい」と述べたのは、日銀総裁人事の時の言い分と矛盾する。
今の官僚出身者を押し付ける天下りは論外だが、天下り禁止や官僚OBは駄目などと形式論議では何も生まれない。そんなことより、民と官の人事の交流をすべきである。更には、アメリカのようにトップが変わったら官の上層部は総入れ替えに踏み切るべきだろう。
斎藤氏が元官僚だからどうこうと言う議論は本来不毛であるが、民主党は自らの論理の矛盾をどう説明するのか。きちんと答えて欲しい。さもなければ、民主党はご都合主義と自白するようなものである。
マスゴミがこの点を衝くかどうか見ものだ。