湯築城の形状解明で思うこと

湯築城を見始めた初期の頃、何故こんな形になっているのかなどと、疑問を感じた点が幾つかある。理屈ではなく、何となく違和感を覚えたり、奇異に感じたりしただけで、何が疑問なのかと言われても答えることは出来ないが、忘れること無くそのまま頭から離れなかった。
湯築城の北側の変遷をイメージ出きる様になって振り返ると、頭に引っ掛かっていた事柄が皆解明の手懸りとなり、道標となっていたことに驚く。不審を抱いたこと、奇異に感じたこと、それらが総て理由があり意味があり、必然であったのだ。
始めて見た時に感じた疑問や違和感などは、無理にこじつけて判った気になるのは禁物。判らないまま忘れないことが大切だと痛感した。