クリントン長官が駐米大使に釘を刺す

今朝のテレビ報道によると、クリントン長官は駐米大使を呼んで、オバマ大統領と鳩山首相の会談において、鳩山首相は日米合意を見直すことに了承を得たと言っていたが、そのような了承はしていないと伝えたと言う。
このような子供にものを教えるような説明をした意図は何か、鳩山首相は敏感に覚らねばならぬ。怒りたいのを我慢して、もう一度だけ噛んで含めるように諭そうとしたのではないか。これでも判らないようなら、この後どうなろうと日本の責任だよと言う意味ではないか。このままでは普天間飛行場移設問題は白紙に戻り、日米関係、日米同盟は危機を迎えることが心配だ。鳩山首相に危機感が見受けられないが、ちと鈍すぎる。
【追記】
23日の新聞等で本件の詳細が報じられている。それによると、COP15鳩山首相普天間飛行場の移設先を決めるのは時間が掛かるとクリントン長官に説明し、長官の理解を得たと語っていたのを、クリントン長官は事実に反すると否定し、アメリカは日米合意の速やかな履行を求める態度に変化はないと念を押したものらしい。これに対し鳩山政権は決定先送りの方針に変更無しと平行線を辿ったまま。結末をどのように読んでいるのだろうか。日米関係を破綻させることが目的なのかと疑う。