李選手に望むこと

李選手の発言に批判が出ているらしいが、かって彼が韓国代表に召集されながら、差別を味わい最終的に選ばれなかった口惜しさを、いつか見返してやろうと必死に頑張った気持ちは判る。だから批判する気にはならないが、ただ長友の絶妙のクロスを称えなかったのは残念に思った。長友が相手のマークを振り切ったため、ディフェンスの選手が皆長友に向いてしまい、そのため李が完全にフリーになり、そこに長友から最高のクロスが送られたからこそ、李の決勝ゴールが生まれた。
李が決勝ゴールを上げたのは彼一人の力ではない。長友のアシストがあって始めて生まれたものである。彼の発言には長友を称える言葉も、長友のアシストへの感謝もなかった。この点は物足りなかったし、李のために惜しいと思った。李選手はまだ若いのだから、この点をしっかりと反省し、より大きく成長してくれるよう願ってやまない。