遂に証拠が出て来た八百長相撲

とうとう八百長相撲の証拠が現れた(ココ)。野球賭博の捜査で押収した携帯電話に残っていたメールが、八百長の生々しい遣り取りを語っていた。大体八百長の交渉は証拠を残さぬよう口頭で行う筈。だからこんな形で証拠が出て来るとは想像もしなかった。八百長をやる方も脇が甘くなったと言うことだろう。
放駒理事長は今回の件について「思っても見なかったこと。過去には一切なかったことであり、新たな問題であると認識している」と述べたそうだが、それは違うでしょうと申し上げる。もう随分昔のことだが、或る病院に入院した時隣の病室に入院していた某部屋の若者頭が、或る力士が或る力士に負けてやった話を得々とするのを聞いたことがある。その当時、相撲界では星の貸し借りややくざとの付き合いを悪いこととは思っていなかったので、八百長だけでなく、或るやくざの組長襲名披露の席に、部屋の親方の名代として出席したことなどを平気で喋ったのである。
放駒理事長がそのような事実を知らないとは思えないが、もしご存知なかったとしたら、甘さを追及する声が却って厳しくなるだろう。この蔡、膿を出し切り、完全に浄化して再出発して欲しい。