津波の被害を避けるには

今回の地震津波の被害を分けるなら、津波の被害の方が桁違いに大きいだろう。福島第一原発の1〜3号機に海水を注入したのは、廃炉を覚悟しての決断だろう。これも津波が無ければ無事冷却できた筈である。失われた人命、建屋や財産、田や畠、それに加えて上記原発仙台空港などなど、損失は計り知れない。
このような津波の被害を避けるには、標高15m以下の低地に住まないようにするしかあるまい。低地に住んだらいつかまた津波に襲われることは間違いない。
米国の地震学者が今回の地震は1200年に一度の巨大地震と言ったが、近年の研究で、約1200年前の大地震の際に、今回同様陸地の奥深くまで津波に襲われたことが判ったそうである。まさに1200年に一度の巨大地震である。繰り返し襲って来る巨大地震津波の被害を最小限の抑えるには、低地に住まないこと以外に方法はないのではなかろうか。